漏電/電気修理の流れ
漏電改修工事は、以下のような工程で進められます。
【1. 調査・点検】
まず、漏電が発生した原因や範囲を把握するために点検を行います。電気設備の点検を行うため、専用の計測器具を使って電気回路の状況を調べます。漏電の範囲を特定するために、ブレーカーのOFF/ONや、差込プラグの抜き差しを行うことがあります。
【2. 修理・交換】
点検で原因が分かった場合は、必要に応じて配線や器具を修理または交換します。漏電が起きた原因によって、配線の交換や器具の修理を行う必要があります。
【3. 遮断器の設置】
漏電を未然に防ぐために、電気回路の出入り口に遮断器を設置することがあります。遮断器は漏電が発生した際に自動的に電気回路を遮断して、感電や火災の危険を未然に防ぎます。
【4. 動作確認・完了】
修理・交換作業が終わった後、再度計測器具を使って電気回路の動作確認を行います。漏電が解消され、電気回路が正常に動作することを確認したら、工事完了となります。
イー・セレクトでは、有資格者が迅速に対応し、適切な漏電改修工事を行います。ご相談やお見積もりはお気軽にお問い合わせください。
【1. 調査・点検】
絶縁抵抗計・漏れ電流計と呼ばれる測定器を使用し、絶縁破壊が起きている回路を調べます。
同時に、電気設備基準で定められる基準に達しているかを測定します。
漏れ電流計ではI0,cr(アイゼロ、シー、アール)を調べます。
絶縁抵抗基準値
電気設備技術基準第58条
絶縁抵抗基準値 0.1MΩ 新設基準値 1MΩ
・150V以下の場合は絶縁抵抗0.1MΩ以上
・300V以下の場合は絶縁抵抗0.2MΩ以上
・300V超の場合は絶縁抵抗0.4MΩ以上
※弊社では安全の為1MΩ以上になるようにご提案、修理しています。
漏れ電流基準値
電気設備技術基準・解釈の第14条第1
漏洩電流 1mA 以下
※感電した場合の電流は30mAを超えると危険で、100mAを超える場合には重篤な被害が起こるとされています。
【2. 修理・交換】
回路の特定や原因がわかれば修理を行います。
修繕工事の種類は
・絶縁回復工事
絶縁破壊が起きている箇所もしくは回路全体の修理。
・漏電改修工事
漏れ電流を基準値以内に抑える工事。
等があげられますが、電気設備の技術基準の解釈、危険な状態から安心な状態へ回復させる目的ではどちらも同じです。
【3. 遮断器の設置】
漏電遮断器が設置されていない場合は漏電遮断器(ブレーカー、主幹)を設置します。
漏電遮断器の選定は電気設備基準と内線規程を基に選定致します。
※イー・セレクトではより安全な欠相保護付きの漏電ブレーカーを標準としています。
【4. 動作確認・完了】
該当回路の絶縁抵抗、漏れ電流値を測り以上が出なければ、復電します。
その際、該当箇所以外に異常があればそちらもご提案の後、電気修理、是正工事を施します。
最後にお客様に絶縁抵抗、漏れ電流値をご確認頂き、工事完了とします。